【ボードゲーム】発展でポイントを狙って引く?確率は?【カタン】

 ボードゲームの『カタン』にハマって家族と連日やっているんだけど、回数を重ねるごとに「発展」がされなくなっているような気がする。

 「発展」で貰えるカードはどれも強力そうだし、使う枚数でみても他の建築よりコスパが良いように思っていたけど、やっていくうちに意外と割に合わないかもという意見で固まりつつあるようだ。

1. 発展の長所と短所

 取り敢えず今のところ感じている「発展」の長所と短所を挙げると、

長所

・使う資源が少なくて済む
・使うタイミングを自由に決められる
・「進歩」はいずれも強力
・「最大騎士力」は奪われにくい
「ポイント」が超強力

短所

・引いたターンに使えない
・後の資源獲得力に影響しない
・都市の建造が遅れる
ランダム要素が強い

 要するに序盤で「発展」をすると資源が少なくて済む反面、都市化が遅れて資源獲得力で劣ることになる。中盤~終盤で「発展」をすると資源獲得力は気にしなくて良くなる反面、ポイントにするまでに運と時間がかかりすぎるということだろう。

 なので現在の使用方法としては中盤以降に素材が余った際に使うという感じになっている。建造物の場所にもよるけど、やっぱり確実な都市の方が魅力的で優先度が高い。

2. 「ポイント」カードの魅力

 ただそんな「発展」カードの中でも「ポイント」カードは異質で、うまいこと引けさえすれば最強のカードではないかなと思う。

 「最大騎士力」のように奪われる心配はないし、ポイントあたりのコスパも他の建造と比べて良い。

 そして「ポイント」カードの強さは何といっても即効性にあると思う。他の「発展」カードが1ターン待たないと場に影響を与えられないのに比べ、「ポイント」カードだけが唯一引いたターンに効果を発揮できる。

 残り1ポイントの時点で「発展」で「ポイント」カードを引こうとする、デュエリストムーブに走ったのは僕だけではないと思う。

 そしてそういう賭けにでると毎回思い知るんだけど、この「ポイント」カードの唯一最大の欠点は何といっても、

引けない。

 これに尽きる。とにかく引けない。やっぱり武藤遊戯はすごい。

3. 「ポイント」カードの確率

 ということで実際のところどのくらいの確率なのかが気になったので計算してみようと思う。

 まず「発展」カードの内訳は

・騎士…14枚
・街道建設…2枚
・発見…2枚
・独占…2枚
・ポイント…5枚
・合計…25枚

 場の状況からある程度の確率を把握したいので、「発展」カードの残り枚数と、「ポイント」カードの残り枚数を加味するとこんな感じ。

「発展」の残り枚数…H
「ポイント」の残り枚数…P

P:5枚
H:25枚…5/25(20%)
H:20枚…5/20(25%)
H:15枚…5/15(33%)
H:10枚…5/10(50%)
H:5枚…5/5(100%)

P:4枚
H:24枚…4/24(17%)
H:20枚…4/20(20%)
H:15枚…4/15(27%)
H:10枚…4/10(40%)
H:5枚…4/5(80%)

P:3枚
H:23枚…3/23(13%)
H:20枚…3/20(15%)
H:15枚…3/15(20%)
H:10枚…3/10(30%)
H:5枚…3/5(60%)

P:2枚
H:20枚…2/20(10%)
H:15枚…2/15(13%)
H:10枚…2/10(20%)
H:5枚…2/5(40%)

P:1枚
H:20枚…1/20(5%)
H:15枚…1/15(7%)
H:10枚…1/10(10%)
H:5枚…1/5(20%)

 「発展」は引かれてもせいぜい10枚くらいまでだと思うので、終盤だと確率の幅は大体5%~30%くらいだろうか。場を見れば残り枚数はおおよそ把握できるので、「ポイント」を狙うに値するかどうかの自分なりのライン決めができそう。

 僕なら場の「ポイント」カードが1枚以下なら、発展しまくって2ポイント稼ぐくらいは十分アリな気がする。基本的には都市化が優先だけど、都市化が進んで開拓地を置きにいかざるを得ない場合なんかはなおさらアリだ。

 ただまあ確率がどうあれ結局出るときは出るし出ないときは出ないので、「発展」は心のロマンを求める声に従って引くのが一番いいよね。

 高い確率を逃すのは運が悪かっただけだし、低い確率を引き当てると超気持ちイイ!